独自フリーページは楽天GOLDかカテゴリ説明文上/下
ECサイトの主な構成はTOPページ>商品カテゴリページ>商品詳細ページの3階層構造になっています。
楽天RMSに限らずヤフーストアクリエイターPro、また自社サイトを運営する為のショッピングカートASPのメイクショップや
カラーミーショップもそうですが、管理画面からカテゴリを登録すれば自動的にカテゴリページが、商品登録をすれば
自動的に商品ページが生成されるシステムになっているかと思います。
ECサイトで見かける【よくある質問】【卸販売について】【店舗紹介】など直接商品と関係の無いページを
独自ページやフリーページと言ったりしますが、ECサイト運営には必要なページです。
その為ヤフーストアクリエイターProにはカスタムページ作成という機能があり、
メイクショップには独自ページ作成、カラーミーショップにはフリーページ作成という機能があり、
これらの機能でページを追加してその内容をHTMLで入力することができるようになっています。
しかし楽天RMSにはそのような独自ページ、フリーページを作成する機能がありません。
結論としては2通りの方法でそれに代わる形でページを作成します。
1つ目は楽天GOLDでhtmlファイルを作成してUPする方法で、
2つ目はカテゴリ説明文上/下の箇所を使うという方法です。
楽天GOLDにhtmlファイルをUPする方法
これはとてもシンプルですが楽天RMSの中に独自フリーページを作成する機能が無いのであれば、
楽天GOLDにオリジナルでhtmlファイルを作成し、それで代用するという方法です。
上図のようなイメージで楽天GOLDにFTP接続してhtmlファイルをUPしますが、
これはHTML/CSSの編集スキルがあるショップさん向けの方法です。
結局は機能としては無いのであればオリジナルでhtmlファイルを作ればよいだけのことですし、
そのファイルをレスポンシブ対応にしてPC版でもスマホ版でも利用できるようにページ制作すれば運営もスムーズです。
カテゴリ説明文上/下を利用して独自フリーページにする
HTML/CSSのスキルが無いショップさんですと上記の方法はなかなか難しい部分もありますし、
また楽天だけではなく、ヤフーも自社サイトも並行運用しているショップさんなどは
制作にかけるリソースを削減してサイトの管理方法もシンプルにしたいとお考えだと思います。
そこで楽天で多くのショップさんが行う代案としてカテゴリとして独自フリーページを登録し、
その登録したカテゴリのカテゴリ説明文上/下にHTMLを入れてしまうという方法です。
楽天RMSの中でカテゴリページ設定というメニューへ進みますと
上図のように登録したカテゴリリストが表示されるかと思います。
ここに大カテゴリとしてフリーページというカテゴリを追加してみて、
その中に【卸販売について】【返品・交換サービス】【ギフト用ラッピングサービス】と小カテゴリを登録します。
そして登録したその小カテゴリのラジオボタンをチェックして編集画面上部の【カテゴリページ編集】というボタン
をクリックします。
するとその登録したカテゴリ情報を編集するページに移行します。
その編集ページの中の少し下に上図のような【カテゴリ説明文上】という箇所があります。
ここにページのHTMLを入れるという方法です。図のように卸販売について説明する文章や画像、
説明文章を入力して保存してみて下さい。その上で実際にそのページをブラウザで確認しますと、
通常はサムネイルの商品一覧が表示されているカテゴリページの上部に卸販売についての説明文章が表示され、
あたかも独自フリーページのようになっています。
スマホにも対応できます
前述のカテゴリ説明文上の入力欄の下の方には、【スマートフォン用カテゴリ説明文】という箇所がありますので、
ここにHTMLを入れるとスマホにも対応できます。
ただし注意する点は上図にように楽天はスマホとして入力できるHTMLソースに制限がありますので、
divやpなどのブロック要素のタグは入れることができません。
スマホ用の独自フリーページを制作する場合は、簡単なHTMLだけで入力する必要があります。
普通に文章を入力して改行のタグと、画像のタグ、そしてボールドのタグ、これぐらいでHTMLを
作ると問題なく入力できます。水平線のhrタグも良いかと思います。
最後に一点注意する点があります。
独自フリーページとして【卸販売について】のカテゴリを登録して、そのカテゴリ説明文上にHTML
を入れる形でページ作成しましたが、なんらかの商品をそのカテゴリに紐づける必要があります。
仮になんの商品もこの卸販売についてというカテゴリに紐づいていなければPC版は問題なく表示できますが、
スマホ版ですとスマホでアクセスしてもPC版のカテゴリページが表示される仕様に楽天はなっておりますので、
この部分に注意が必要です。なんでもよいので1つ独自フリーページ用に登録したカテゴリに商品を紐づければ、
PC版はPC用、スマホ版はスマホ用の独自フリーページが生成されるようになっております。
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