商品画像とR-Cabinet、楽天GOLDの使い方
ECサイトにて商品の画像やバナーの画像など画像の管理はとても重要です。
楽天では2つの方法で画像をUPすることができます。
楽天RMSの画像管理ツールとしてR-Cabinetというものがあり、
店舗設定>画像・動画登録というメニューへお進み頂きますとR-Cabinetのツールが開きます。
R-Cabinetは最大5GBの容量で、キャビネット内でフォルダを追加して、そのファルダに画像をUPしたりすることができます。
もう1つの方法は楽天GOLDというFTP接続できるサーバ領域を1ショップ最大1GBまで無料で利用することができます。
※楽天GOLDの容量は最初は100MBになっており毎月100MB単位で容量UP申請し、承認されると200MBにUPされ、
その手順で最大1GBまで無料で容量UPができるという仕組みです。
まずはR-Cabinetからご説明
上図がR-Cabinetの管理画面です。画面左メニューに基本フォルダというものと、
その下にトップス/ボトムス/アクセサリーという3つのフォルダがあります。
画像をUPする方法は簡単で、UPしたいフォルダをクリック選択しますと【新規登録】ボタンが
右上に表示されますので、そこをクリックしますと画像をUPすることができます。
UPした画像は各フォルダ毎にサムネイルで参照でき、その画像ごとに【画像URLコピー】というボタンがあり、
UPした画像のURLが確認できます。
注意する点は、【基本フォルダ】というデフォルトであるフォルダにUPした画像のURLは、
https://image.rakuten.co.jp/shopname/cabinet/test999.jpg
という画像URLになります。つまり/cabinet/以下に画像がUPされるわけです。
【トップス】というフォルダを作り、そのフォルダのURLをtopsと設定しますと、
https://image.rakuten.co.jp/shopname/cabinet/tops/test999.jpg
というURLになり、/cabinet/tops/以下に画像がUPされる仕組みです。
楽天GOLDサーバにFTP接続して画像UPする
無料で最大1GBまで使える楽天GOLDサーバにFTP接続してみますと、
上図のようなフォルダ構造になっています。試しに【detail】というフォルダを作ってみて、
その中に画像をUPしてみます。その画像のURLは
https://www.rakuten.ne.jp/gold/shopname/detail/test999.jpg
というURLになります。これは普通のレンタルサーバにFTPで接続することと基本同じですので、
任意にフォルダを作って画像をUPすることができます。
楽天の商品画像1枚目~20枚目までを設定してみる
各商品毎にその商品画像を設定することができます。
楽天RMSの中でそれがどのような設定になっているのかご説明します。
商品ページ設定>商品個別編集(一覧表示)へお進み頂き画像を登録したい商品の【変更】ボタンを押しますと、
その商品情報修正ページに移行します。編集ページの中ほどに上図のように商品画像(1)~(20)という入力欄があります。
ここに画像のURLを張り付けることで、その商品ページの1枚目のメイン画像から20枚目のサブ画像まで
商品画像を表示することができる仕組みになっています。
商品画像(1)というのは文字通り1枚目の画像で、その商品ページのメイン画像となり、
カテゴリページではサムネイル表示される画像にもなっております。
商品画像(2)(3)(4)…以降はメイン画像に対してサブ画像という扱いになり、
それが(20)まで登録ができるということです。
では商品画像は楽天GOLDにUPするのか?R-CabinetにUPするのか?
結論から申し上げますと楽天GOLDに【detail】などと1つフォルダを作り、
その1つのフォルダの中に全商品画像をUPする方法がベストです。
そして画像のURLは必ず品番と一致させる画像名でUPします。
例えば、test999という品番の商品があったとしますと、1枚目のメイン画像は、test999.jpgという画像名で、
2枚目以降は、test999_1.jpg、test999_2.jpg、test999_3.jpg…test999_20.jpgというアンダーバーで区切る形で
画像名を付けます。繰り返しになりますが、item-4649という品番の商品でしたら、item-4649.jpg、item-4649_1.jpg、
item-4649_2.jpg…item-4649_20.jpgという画像名を付けます。
このような画像名を付けますと仮に1,000点の商品があったとして、
1商品あたり10枚程度画像がある場合、合計10,000枚の画像でもどの商品の何枚目の画像がどれなのか100%特定ができます。
アンダーバー(_)は2枚目以降の画像を区別する為に使いますので、画像名として区切りをつけたい場合は、
ハイフン(-)を使うとよいです。
なぜR-Cabinetではダメなのか?
一括ダウンロードができない為です。ダメではありませんが、1つの重要なポイントとして
楽天だけでなくヤフーも並行運用する場合、自社ECサイトも運営する場合など
商品画像がいつでも一括でダウンロードできないと不便な為です。
楽天GOLDで、【detail】というフォルダに全商品画像が入っていると、このフォルダの画像を一括で
ダウンロードさえすれば、たとえ10,000枚の画像でもすぐにダウンロードでき、
かつ前述の画像名で名づけしておりますので、どの商品の何枚目の画像がどれなのか一発で把握できるというわけです。
またR-cabinetは容量は5GBありますが、【基本フォルダ】にUPできる画像枚数が上限5,000枚、
任意フォルダ【トップス】にUPできる画像枚数上限は500枚ととても少ない制限があります。
さらにR-cabinetにUPできる1枚あたりの制限もあり、横幅1600px×縦1200pxという縦横のpxにも制限があり、
それ以上の大きさの画像をUPするとエラーになります。
さらに加えて.png画像は.jpgに変換されてUPされますし、画像名の中に大文字があると小文字に変換されて登録されたり、
制限がとても多いのです。
ヤフーのストアクリエイターProの画像管理はどうなっているのか?
日本のECにおいて20%を楽天、10%をヤフーが占めます。アマゾンも20%ですので、
その他の50%の中に自社サイトなどが含まれるということになります。
つまり日本においてEC事業を行う際、楽天とヤフーに並行出店するということは非常に多いケースなのです。
それに加えて自社ECサイトも運営ということになると3サイトを並行運用・管理するということになり、
管理業務がとても複雑になります。ですので前述のように商品画像に規則性を付けて名づけし、
たとえ10,000枚の画像でもどの商品の何枚目の画像がどれなのか特定でき、いつでもFTP接続から
全画像がダウンロードできる状態にしておくことはヤフー、自社サイトの並行運用を考えた際、
運営・管理がシンプルで楽になります。
ではヤフーの画像管理がどのようになっているのかと言いますと、
上図が画像登録画面です。これは楽天でいうとR-Cabinetと同じもので、
ストアクリエイターProという管理ツールから画像をUPできます。
ただ、商品画像に関してはUPした画像のURLを商品情報入力ページで張り付けるのではなく、
商品画像名を品番と完全一致させた画像をUPすると、その商品の画像として表示されるという仕組みになっています。
これは前述させて頂いた規則性と同じです。つまりヤフーで、test999という品番の画像を設置する為には、
test999.jpgという画像をUPするとその商品のメイン画像になり、test999_1.jpgという画像ですと、2枚目以降のサブ画像になります。
item-4649という品番の商品画像ですと、item-4649.jpgをUPするとメイン画像になり、item-4649_5.jpgという画像ですと
サブ画像の5枚目になるという仕組みなわけです。
かつヤフーで商品画像の区切りには(_)アンダーバーを使い、
品番の中にアンダーバーは使えずエラーになりますので、item_4649という品番では商品登録ができません。
それは2枚目以降の画像を区切る際に(_)アンダーバーを使わなければならない為で、
item-4649_2.jpgというように利用するからです。
ですので、商品画像の管理は品番と完全一致させるということがとても重要なわけです。
品番は必ず半角英数字にして品番の中で区切りたい時は(-)ハイフンを使います。
何度も繰り返しますが、sample-555という品番の画像は、メイン画像がsample-555.jpgという画像名、
2枚目以降のサブ画像は、sample-555_1.jpg、sample-555_2.jpg…sample-555_20.jpgという画像名にします。
そしてそれら全画像を楽天GOLDに【detail】などの1つのフォルダ内にすべてUPします。
そうすればヤフーでも自社サイトでも並行運用の際、一括ダウンロードもでき簡単に管理ができるという訳です。
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